侍ジャパンが昨日のサヨナラの勢いのまま17安打12得点と打線が爆発し、MLBオールスター相手に12対6で大勝し2連勝を飾った。
昨日サヨナラ弾の柳田(ホークス)は今日も4安打4打点1本塁打、同じく昨日同点となる3点2塁打の秋山(西武)は3安打3打点と2人で7安打7打点と打ちまくった。
柳田だけでなく秋山も今後メジャーから熱い視線を向けられることになりそうだ。
昨夜からの勢いが
止まらない!
MLBオールスターの先発は今季シアトル・マリナーズで11勝・防御率3.16・3完封(リーグ1位タイ)のエラスモ・ラミレス。
侍ジャパンはラミレスから初回に2死2塁とチャンスを作ると、昨日サヨナラ弾で今日4番に座った柳田が「柳田シフト(超引っ張り警戒シフト)」を破るレフトへタイムリーを放ち、昨日の勢いのまま1点を先制する。
3回には秋山のタイムリーなどで2点を追加する。なお1死2塁で4番柳田が今夜はレフトスタンドへ突き刺す2ランホームランで5対0とする。こうなったらもう止まらない!
5回にも柳田の今日4打点目となるタイムリー、秋山も3打点目となる2点タイムリーで5回表までで9対0とMLBオールスターをつなぐ野球で圧倒する。
柳田4安打4打点まとめ
https://youtu.be/t_lKOoI205c
上沢がMLB打線を
封じ込める
先発・上沢(日本ハム・今季11勝)は初回の無死1.3塁のピンチを三振と併殺打で切り抜けるとここからは独壇場。
2回は5番ソト(ナショナルズ)・6番リアルミュート(マーリンズ)・7番ヘルナンデス(ドジャース)を三者連続三振、3回も三者凡退、4回は併殺を奪い無失点と1回2死から8者連続凡退とMLBオールスターを得意のフォークで完全に手玉に取る。
5回に5番フアン・ソトに2試合連続のホームランを打たれるも、5回を球数制限内(80球)の79球・被安打4・7奪三振・1失点とメジャー屈指の打者も脱帽の投球を見せてくれた。
MLBオールスターも
意地を見せる
7回にも山田哲人(ヤクルト)・森(西武)のタイムリーで3点を追加し12対1となったところでMLBオールスターはメジャーの意地を見せる。
7回に上沢の後を継いだ2番手・濱口(横浜)から2点を奪うと、8回には3番手・佐藤(中日)から2死1.3塁とすると、6番リアルミュートがライトへ3ランホームランを放ち12対6と6点差まで迫る。
最終回は松井裕樹(楽天)が3者凡退に抑え、結果的には完勝となったが終盤にメジャーの本気を見せられた。
試合ハイライト
試合講評
昨日の勢いのままの秋山・柳田が7安打7打点と、MLBオールスター相手に日本を代表する2選手が日本のレベルがメジャーにも通用することをこの2試合で見せつけてくれた。
先発・上沢は初代表収集のデビュー戦で5回1失点でデビューらしからぬ素晴らしいピッチングで代表戦初先発で初勝利と精神面での強さを存分に発揮した。
2年後の東京オリンピックを見据えたこの日米野球最初の2試合で決して最善のメンバーと言えないメジャー相手だが、これからの日本の野球が世界に十分通じることを示してくれた。
しかしMLBオールスターの終盤での意地の集中力はさすがとしか言えなかった。
侍ジャパンは2連勝と結果こそMLBオールスターを圧倒しているが、明日以降が本当の勝負である。プライドを傷つけられたメジャー屈指の選手がこのままで終わるわけがない。
明日からの日米野球第3戦からが本当に面白い試合になるだろう。