今月8日に海外FA権を持つ西武のおかわり君こと中村剛也選手(35)が、権利を行使しながらも西武に残留することを宣言していた。そして昨日15日に日本野球機構(NPB)から中村選手が西武ライオンズと契約の合意に至ったことを発表した。
これは中村選手が生涯西武ライオンズを発言でも行動でも示したことになり、西武ライオンズファンにとってこれほど喜ばしいことはない。
西武は浅村がFA宣言をし、楽天やソフトバンクが獲得に動いており退団が濃厚視されている。そんな西武にとって来季18年目を迎えるベテランの残留は明るい材料だ。
ここでそもそも残留するならFA権を宣言しなくてもいいじゃないかと思う方もいるだろう。だがあえて宣言をすることで、そもそものFAの権利を放棄し来年以降も移籍する意思がないことを意思表明することができる。
FA権放棄のメリット
FA権を放棄することでのメリットももちろんある。
球団側は中村選手を毎年戦力として数えていいのかといった中村選手の去就について考える悩みを払拭し、編成をやりやすくする。
また選手側にも今後功労者として球団から扱われることになり、現役生活を終えたあともセカンドキャリアの歩みを球団と一緒に考えていけるといったメリットがある。(毎年の契約をしてもらえやすくするといったメリットもある)
まさにwin-winの関係であると言える。