広島・福井が楽天へトレード、今季の成績は?

今月29日、広島の福井優也(ふくいゆうや)投手(30)と楽天の菊池保則(きくちやすのり)投手(29)の交換トレードが成立し、両球団から発表された。

広島加入の楽天・菊池の成績は?

楽天の石井GMは先発の層の薄さを補強ポイントとして、広島で2015年に9勝を挙げるなどキャリアもあり計算ができる福井投手に目をつけた。

福井は球団を通じて、「突然のことで驚いていますが、ここまで育ててもらった広島東洋カープとファンの方に、新天地で頑張って活躍している姿を見せることが、一番の恩返しだと信じて頑張ります!」とコメントした。

突然のトレードに広島ファンからは、驚きの声と共に楽天での飛躍を願うエールが送られた。

福井の今季の成績は?

福井は2009年ドラフト1位で広島に入団し、早稲田大学から共に斎藤佑樹(日本ハム)・大石達也(西武)がドラフト1位指名されるなど、史上初の同大学から3投手が1位指名の世代として期待されていた。

入団後は1年目に8勝を挙げるなど、今後の飛躍が期待されていたが2015年に9勝をマークしたのがキャリアハイで期待通りの成績は残せなかった。

特に今年は3試合に先発するも全ての試合で試合を作れず、0勝3敗 防御率8.40と1勝も挙げることができなかった。

通算成績は29勝36敗 防御率4.51と期待とは程遠い成績となってしまった。

福井投手の課題は?

もともとコントロールに難がある投手で、通算535.1イニングで275個の四死球は2イニングで1個以上の四死球を与えてしまっている計算となる。

また暴投数も通算27個と非常に多く、初年度の2010年にはシーズン11暴投とリーグワーストを記録している。

これまではコントロールが悪いながらも、ストレートでグイグイ押す投球でなんとか抑えていた。

しかし今年はそのストレートを捉えられることが多くなり、15イニングで5本塁打を浴びるなど四死球でランナーを貯めてしまい、さらに自慢のストレートを痛打されてしまった。

楽天ではどうなる?

今年の楽天投手陣は則本と岸が共に二桁勝利を挙げるも、次に多い勝ち星は4勝で辛島・藤平・古川、美馬や塩見は2勝に終わるなど先発陣の層の薄さが来季に向けての大きな補強ポイントであった。

松井裕樹が抑えから先発に挑戦するなど模索していたが、来年の役割はまだはっきりとしていない。福井優也は楽天で先発ローテに入る可能性は十二分にある。

阪神から西武にトレードで加入した榎田は今季11勝をマークするなど、セリーグからパリーグに来て飛躍した投手の例もある。

自慢のストレートを取り戻し、強打者が揃うパリーグ相手に無双して、かつて歩むはずだった栄光の道を取り戻してもらいたい。