春の選抜に続き、夏の甲子園も中止が検討されている中、それは許さんと元高校球児が署名活動を通し開催に向け働きかけている。
アスリートワークス(大阪市西区)の徳丸博之代表(50)は第102回全国高校野球選手権が中止の方向で検討される中、大会開催への署名活動を15日から始めた。署名は北海道から沖縄まで全国に加え、シンガポールなど海外在住の高校野球ファンからも集まっている。
「センバツに続いて夏も中止となると、全国へつながる大会は1年間なくなります。私も甲子園を目指す中学生チームのコーチをしておりますし、子どもたちのつらい気持ちは分かるつもり。コロナ禍の中、判断は難しいでしょうが、感染者数も減少傾向にあり、緊急事態宣言解除も検討されている今、対策を施すことで実施できるのではないかと考えています」徳丸代表は祈るように話した。
15日に一部で今夏選手権大会の中止報道があった。「何ができるかと考えたときに、署名活動ぐらいしか思いつかなかった」。同日中には署名サイトを立ち上げ、即座に協力を呼びかけた。「3年生があまりにかわいそうで…」と徳丸代表は祈るように話した。
18日現在、4200人を超える署名が集まった。「あす(19日)までに1万人以上の署名を集めて、日本高野連に届けたい」と同氏は話している。
◆署名活動 https://www.change.org/power_of_sports