2006年 第1回WBCのメンバー・名場面を振り返る(動画付き)

初めてメジャーリーガーが出場する国際大会であり、当初はイチローをはじめ松井秀喜、城島健司、井口資仁、大塚晶則ら多くのメジャーリーガーが参加した「真の日本代表」としての代表編成が期待されていた。だが、イチローが大会に対する並々ならぬ意欲を表明する一方で、松井秀喜は参加への態度を保留するなどの温度差もあった。

こうして多くの紆余曲折を経て編成された代表だが、代表の人選において志向されたのは2005年度のワールドシリーズで脚光を浴びた「スモールベースボール」であった。以下が選出されたメンバーである。

【監督:1名】
王貞治

【コーチ:5名】
鹿取義隆
武田一浩
大島康徳
辻発彦
弘田澄男

【投手:13名※】
清水直行(ロッテ)
藤田宗一(ロッテ)
久保田智之(阪神)
松坂大輔(西武)
上原浩治(巨人)
薮田安彦(ロッテ)
和田毅(ソフトバンク)
藤川球児(阪神)
渡辺俊介(ロッテ)
大塚晶則(レンジャーズ)
小林宏之(ロッテ)
杉内俊哉(ソフトバンク)
石井弘寿(ヤクルト)
馬原孝浩(ソフトバンク)

※石井選手が2次リーグ前に離脱したため馬原選手が追加招集

【捕手:3名】
里崎智也(ロッテ)
谷繁元信(中日)
相川亮二(横浜)

【内野手:8名】
岩村明憲(ヤクルト)
小笠原道大(日本ハム)
松中信彦(ソフトバンク)
西岡剛(ロッテ)
今江敏晃(ロッテ)
宮本慎也(ヤクルト)
新井貴浩(広島)
川崎宗則(ソフトバンク)

【外野手:6名】
和田一浩(西武)
多村仁(横浜)
金城龍彦(横浜)
福留孝介(中日)
青木宣親(ヤクルト)
イチロー(マリナーズ)

「生き返れ福留」の名実況と意地のホームラン

2006年WBCの準決勝韓国戦。日本は6回まで無得点と韓国を攻めあぐねていたが、7回表に1死二塁のチャンスを作ると、ここで登場したのが、この大会不振を極めていた代打・福留が値千金の先制2ランをライトスタンドへ。この一打を含めこの回5点、8回にも1点を追加した日本は「6-0」で韓国に勝利したが、福留の一打はこの試合で実況を務めたTBS・松下賢次アナウンサー(現フリー)の「生き返れ福留!」という言葉と共に、今も多くのファンの間で語り継がれている。

この一打で勢いに乗った日本はこの回一挙5得点。8回にも1点を追加し6-0で韓国を下す。1次リーグ、2次リーグで苦杯を舐めさせられていた韓国に大一番で勝った日本はこの勢いのまま決勝戦に乗り込んだ。

「神の手」と言われた川崎宗則選手の走塁

キューバとの決勝で、1点リードの9回、イチロー(マリナーズ)の右前打で二塁から一気に本塁突入。捕手のブロックに遭ったが、足から滑り込みながら一瞬体をひねり、右手で本塁タッチ。「神の手」とも称された絶妙なスライディングで追加点をもたらした。この川崎の走塁は「神の手」と称されるほど鮮やかな走塁だった。これで7-5とリードは2点とし日本はその後も追加点を加えた日本は10-6でキューバを下し初代チャンピオンとなった。

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