神奈川県高野連は4日、県内で会合を開き、独自大会を開催した場合の球場の確保などの準備について話し合いを行った。
開催可否については協議を続ける方針。3日には、神奈川県の黒岩祐治知事が大会開催を要望する嘆願を受け取り「全力で思いに応えたい」と表明。
神奈川県は、全国屈指の高校野球人気の高い県である。
それだけに、開催を後押しする動きが相次いでいる。
神奈川県の黒岩祐治知事(65)は3日、中止となった今夏の高校野球選手権に代わる県独自の大会について「応援したい」と、開催を後押しする考えを示した。
「何かできないか、ずっと考えています。甲子園は、とても間に合わないが、せめて県の中だけでできないか、考えていきたい。県内大会なら、宿泊しないでできるのでは。選手の安全・安心がなにより大事。十分、配慮した上で、皆さんのやりたいという気持ちがある。応援したい。野球に限らず、さまざまなスポーツについても同じ考えです」と続けた。
神奈川県は教育委員会が5月に発表したガイドラインで対外試合の許可を8月31日以降とする一方、日本高野連のガイドラインでは独自大会は8月末までの終了を原則としている。
今後の推移を慎重に見極めながら、開催の可否を見極めることになりそうだ。