「人間は、脳に埋め込まれたデータを基に身体を動かしている」【連載コラムNo.2:内海哲也投手の元パーソナルトレーナー保田貴史】

 

保田トレーナーは故障に苦しむ選手を数多く見てきた経験から、やはり少年指導の大切さを改めて感じた。
そこで、運動能力の基礎となる少年期に 自分の身体を思った通りに動かせるようにする をテーマに 感覚を磨くトレーニング を指導し、スポーツの未来発展を願っている。

トレーニング=技術向上 プラス、ケガをしにくい身体づくりになるように動作、身体、心を大切にしているトレーナーである。


〜人間は、脳に埋め込まれたデータを基に身体を動かしている〜

人の行動というものは、

まず状況を皮膚や目などで感じとる」→ 「その情報を脳が受け取る」→「その情報を処理し判断して指令を出す」という 動きを素早く行なっている。

 

ではその動きを実際の打撃に置き換えて考えて見よう。

140キロの直球を投げる投手が、ボールをリリースしてからホームベースに到着する時間は0.44秒

打者はリリースされてからボールを判断するまで0.2秒 残された時間は0.24秒

その間にバットを振り出しミートポイントまでバットを近づけボールの軌道に合わせていく。実は、凄く緻密な動きなのである。 意識と無意識の動きが混同している。

0.5秒以内が勝負のスポーツの動きは、 意識した動き<無意識の動きである

過去に経験した事が、脳に刻まれその蓄積データを基に脳が勝手に判断して身体を動かしています。 なので、自ら意識しての動きは実はプレーや技術に役立たない。


量をこなす→潜在脳機能を鍛える

このように脳が勝手に判断して動く事を 「潜在脳機能」と言う。

ボクシングの練習を思い浮かべてください。

スパーリングやミット打ちで、相手の動きを緻密にシュミレーションし身体に覚え込ませる。 そして、試合では潜在脳が数手先まで読みながら身体を動かしている。

野球で使われる初者に弱いのも、潜在脳機能を知れば納得できるかも知れません。

 

つまり、 0.5秒以内が勝負のバッティングにおいて 大切な事は、沢山のボールを打ち色々な軌道を脳にデータとして蓄積させ潜在脳機能を鍛えていく事なのである。

だからこそ、バッティング練習は数多く打たないといけない。