上達するために「量」をこなす本当の意味とは? 連載コラムNo.4:【内海哲也投手の元パーソナルトレーナー保田貴史】

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第5回目の今回は

「野球が上達するために必要とされる反復練習の正しい量」と「量をこなす事の大切さの科学的な意味」といったところを紐解いていく。

保田トレーナーは故障に苦しむ選手を数多く見てきた経験から、やはり少年指導の大切さを改めて感じた。

そこで、運動能力の基礎となる少年期に 自分の身体を思った通りに動かせるようにする をテーマに 感覚を磨くトレーニング を指導し、スポーツの未来発展を願っている。

トレーニング=技術向上 プラス、ケガをしにくい身体づくりになるように動作、身体、心を大切にしているトレーナーである。


「技術を、習得するには量をこなさなければならない」

 

これは打撃の神様と言われた川上哲治さんの話です。

 

当時、ボールが止まって見えたと言いていました。
空振りなんてとんでもないと言っていたそうです。

ボールが止まって見えたら三冠王を3度も納得ですよね。まさしく神の領域です。

だが、裏を返せば、そんな偉大な打者ですら6割強は凡打に倒れ、首位打者のタイトルさえ独占し続けることは叶わない。

なぜなら、ゴルフのように止まったボールを打つのではなく、相手投手が投げてくるボールを打つからそりゃそうです。

わかり切ったこととはいえ、バットを振るという作業はとても奥深いものなのです。


「1番の近道とは」

結局、何かを極めようとしたら

考えるよりも実践してみる
何度も何度も繰り返して打ち込むみ、自分の技を作り上げる

これが一番の近道。

『論より証拠』なのです。


 

「運動学習のガイドライン」

運動を学習する為の基準、Kottke(1980)の「運動学習のガイドライン」というのがあります。

数十回の反復によって、課題を意識できるようになるが、運動記憶には何も残らない。

数百回の反復によって、運動記憶は弱弱しく残るが短期間で忘れてしまう。

数千回の反復のよって、運動記憶は確立されるが、高度な技術運動では不十分である。

十万回の反復によって、有能で一貫した運動として運動記憶に残る。

数百万回の反復によって、高度で熟練した運動技能として完璧に運動記憶に残る。

このように具体的に数値化されています。

1日に100回の練習をしても、1000回やろうと思ったら、十日必要になります。

100万回となると、1000時間かかる計算で、かなりの『根気』と『継続力』が必要になります。


「本当に必要な2つのものとは」

 

つまり技術を習得するには

•長く続ける意思

•丈夫な身体 が必要となるのです!

またこの記事に書いたように全体練習だけでは時間が足りません。

自主練習を習慣化していきましょう!