目次
DER(Defensive Efficiency Ratio)- 守備の効率を測る指標
2.定義・概要
DER(守備効率)とは、守備側のチームがフェアグラウンド内に飛んだ打球をどれだけアウトにできたかを示す指標 です。
単純に 「打球をアウトにできた割合」 と考えればOK!
DERが高いチームは守備力が高く、DERが低いチームは守備が弱い可能性がある と分析されます。
3.詳細説明
DERは、チームの守備力を評価するために使われる指標で、投手の奪三振やホームランを除いた**「インプレーの打球(ゴロやフライ)」がアウトになった割合** を示します。
✅ DERが高い場合
- 内外野の守備範囲が広い(守備の上手い選手が多い)
- ゴロをしっかり処理できている(内野の安定感)
- 外野手の守備位置や判断が良い
✅ DERが低い場合
- 守備のミスが多い(エラーや送球ミス)
- シフトがうまく機能していない
- 外野の守備範囲が狭い
一般的に、投手の責任よりも守備のチーム力 を測る指標として使われることが多いです。
DER = (打数 – 安打 – 本塁打) ÷ (打数 – 三振 – 本塁打)
📌 計算に含まれない要素
- 三振 → 守備の影響なし
- 本塁打 → 守備の影響なし
📌 含まれる要素
- ゴロ・フライ・ライナー → 守備力が直接影響!
✅ 0.720以上 → リーグトップレベル(守備が非常に強い) 🏆
✅ 0.700前後 → リーグ平均クラス(安定した守備力) ⚾
✅ 0.680以下 → 守備に課題があるチーム(エラーや守備範囲の問題) 🆘
DERの平均はリーグごとに異なりますが、一般的に .700前後が基準値 になります。
6.関連項目
- UZR(Ultimate Zone Rating) → 守備範囲を考慮した詳細な守備指標
- DRS(Defensive Runs Saved) → 守備がチームの失点をどれだけ防いだかの指標
- Fld%(Fielding Percentage) → 守備率(エラーの少なさを測る)
- BABIP(Batting Average on Balls in Play) → インプレー打球の打率(DERと関連)
NPBでは、守備範囲の広い選手がDERの向上に貢献します。
例えば、源田壮亮(西武)、坂本勇人(巨人)、近本光司(阪神) などが、DERの高いチームで重要な役割を果たしています。
MLBでは、守備力に優れたゴールドグラブ級の選手がDER向上に貢献します。
ムーキー・ベッツ(ドジャース)、マット・チャップマン(ブルージェイズ)、ホセ・トレド(アストロズ) などが代表的な選手です。
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