「Motus Baseball」とは?
「Motus Baseball」とは、投手の肘にセンサーを装着したスリーブ(サポーター)を着用し、投球することにより肘への負担や投球フォームの安定性、腕の振りの強さがデータとして測定することができる。
これまでは 指導者の感覚で指導していた部分が、データで目視することができるようになり、より個人個人正確に指導することができるようになった。
効率よくスキルアップ向上・怪我の防止・抑止のための野球ギア。
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「Motus Baseball」代表例
Motus Baseballの活用 代表例はなんといっても「大谷翔平」だろう。
トップレベルのMLBにおいて二刀流を継続していく上で 欠かせないツールとなっている。
大谷翔平も もともと怪我で悩んでいた。特に練習過多になることが多く、肘や肩により負担がかかっていた。
そこで取り入れたのが「Motus」だった。 データを蓄積していき、毎日の投球数を制限することができるようになった。怪我をする前に投球を止めることが可能になり、その結果、80球代で降板することも。
練習から試合まで全てを管理することにより、常にフルパフォーマンスを維持することができるようになった。
「Motus Baseball」で見るべき項目
計測可能項目として「エルボートルク」「アームスロット」「アームスピード」がある。
詳しい解説は、次回コラムにて解説するが、まずは項目の意味を解説する。
エルボートルク:投球動作中の肘の内側(内側側副靱帯)にかかる最大の力(トルク)。
アームスロット:ボールリリース時の前腕と地面の角度。サイドスローは0度に近く、オーバースローは90度に近い。
アームスピード:その名の通り、リリース直後の前腕の最大スピード。
今回のコラムでは項目の解説のみとする。
エルボートルクは、高ければ高いほど肘の負担が大きく怪我のリスクが高くなる。
アームスロットは投球フォームの安定性を示す。この数値が一定であれば安定したフォームと言える。
アームスピードは、腕の振りの強さ、腕の緩みも見ることができる。この数値が高いほど速い球が投球でき、一定であればあるほど速球と変化球の見極めが難しくなる。
詳しい詳細などは 別コラムで紹介する。