長嶋茂雄さんが子どもたちに伝えたいメッセージは、「へこたれない心」「努力を続けること」「自分の持っているものをすべて出し切ること」だと考えられます。
実際に長嶋さんは、脳梗塞でリハビリを続けていた時期に中学生からの励ましに対し、「努力」という言葉を自らの左手で色紙に書いて返しています。
また、福岡県嘉麻市の中学校に贈った色紙やメッセージでも、「へこたれない心」を大切にしてほしいという思いが込められていました。
母校・立教大学には「自分の持っているもの、そのすべてを出し切ったら、悔いのない一生になるはずです」「自分を甘やかさないで何事にも積極的に取り組んでください」との言葉が残されており、どんなことにも一生懸命に挑戦する姿勢を後輩や子どもたちに伝えています。
さらに、長嶋さん自身が「野球っていうのはまさに、人生そのものだと思う」と語っていたように、野球を通じて人生で大切なこと、努力、仲間、挑戦、そしてあきらめない心を伝え続けてきました。
つまり、長嶋さんが子どもたちに一番伝えたかったのは、「どんなときもあきらめず、自分の力を信じて努力し続けること」だと言えるでしょう。