シカゴ・カブスの新星、ピート・クロウ=アームストロング――23歳で「50-50」の可能性に迫る
野球を本気で頑張る小中学生や、その保護者の皆さんへ。今、メジャーリーグで大きな注目を集めている若き外野手がいます。それが、シカゴ・カブスのピート・クロウ=アームストロング(通称PCA)です。彼はまだ23歳ながら、50本塁打・50盗塁という前人未到の大記録に挑戦できる逸材として、アメリカでも話題になっています。
甲子園球児のような高校時代
ピート・クロウ=アームストロングは2002年生まれ。ロサンゼルスの名門ハーバード=ウェストレイク高校で活躍し、3年生の時には打率.395、47安打、40得点と圧倒的な成績を残しました。高校野球のオールアメリカンにも選ばれ、まさに「アメリカの甲子園球児」と呼ぶにふさわしい存在でした。
ドラフト1巡目、そしてプロの世界へ
2020年、ニューヨーク・メッツからドラフト1巡目(全体19位)で指名され、プロの世界へ。2021年にはシカゴ・カブスへトレードされ、2023年に念願のメジャーデビューを果たします。
「守備の天才」から「走攻守のスター」へ
PCAの最大の武器は、センター守備。どんな打球も追いつく抜群のスピードと反応、そして強肩で、すでにメジャー屈指の守備職人と評価されています。実際、2025年4月には「10%しかアウトにできない」難しい打球を難なくキャッチし、観客を驚かせました
しかし、守備だけではありません。2024年からバッティングフォームを改良し、パワーも急成長。2025年シーズンは6月時点で打率.276、17本塁打、21盗塁という驚異的な成績を残しています。メジャー通算でもすでに27本塁打、50盗塁を記録し、まさに「50-50」達成への期待が高まっています。
失敗と成長、努力の天才
PCAも最初から順風満帆だったわけではありません。デビュー直後は打率1割台と苦しみましたが、フォーム修正やトレーニングを重ね、見事に復活。自分の弱点を見つめ直し、努力を続ける姿は、野球を頑張るみなさんにも大きなヒントになるはずです。
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夢を追い続ける力
ピート・クロウ=アームストロングは、守備・走塁・打撃すべてでトップクラスを目指し、常に新しい挑戦を続けています。50本塁打・50盗塁という夢の数字に、23歳で本気で近づける選手は、メジャーでもめったにいません。
今、野球を頑張るみなさんも、PCAのように「自分の強みを伸ばし、弱点を克服し、挑戦を楽しむ」気持ちを大切にしてみてください。きっと、未来のスターへの道が開けてくるはずです。
※記事は2025年6月時点の成績・情報をもとに作成しています。