【ソフトバンク開幕ローテーション先発陣】
開幕から6試合が終わり 開幕ローテーションピッチャーがほぼ登板した。
ソフトバンクの開幕先発ローテーションは
3/31 大関 友久
4/1 藤井 皓哉
4/2 東浜 巨
4/4 石川 柊太
4/5 和田 毅
4/6 高橋 礼
の6名となった。
各ピッチャーの能力・特徴を見ていこう。
【各ピッチャーの特徴】
①大関 友久
スライダー・フォークを軸に 力強いストレートで空振りも奪える左のパワーピッチャー。
スライダー・フォークの他に ツーシーム系とチェンジアップを時折混ぜるが、基本的にはストレートでカウントを取り 右打者にはフォーク・左打者にはスライダーを決め球に打者を打ち取る。
奪三振能力も高い。
昨季〜大ブレークし 今季は開幕投手に抜擢。
②藤井 皓哉
プロ野球から独立リーグへ移籍 再度プロ野球育成選手となり・支配下と上り詰めた 次世代エース候補。
昨季は中継ぎとして大ブレーク。
大きく鋭く落ちる「フォースラ」と最速155km/hを超える真っ直ぐで打者を圧倒する。
ストレート・フォーク・フォースラ・スライダーの組み合わせで 驚異の奪三振能力を誇り 昨季は 投球イニング55回を大きく上回る 81奪三振を記録した。
今季初登板でも7回を投げ9奪三振と 先発転向してもその奪三振能力は変わらない。
③東浜 巨
上記の2選手とは違い 技巧派で打たせて取るピッチングを見せる。
独特の変化を見せるシンカーを軸に数種類のスライダー・カットボール・カーブで打たせて取る。
決め球にも使えるシンカーは 絶対の自信がある。
変化量が大きい球種がないのが難点ではあるが、2017年には最多勝と実績十分の投手が投手陣の軸となる。
④石川 柊太
育成から最多勝・最高勝率まで受賞した先発の軸。
曲がりの大きな独特のパワーカーブは魔球と称される。
真っ直ぐにも威力があり 最速は156km/h。
投球の軸はやはり魔球「パワーカーブ」でカットボール スプリットを織り交ぜ 打者を幻惑する。
制球に難はあるが、威力と勢いでバットを振らせる。
今季初登板も7回無失点と実力を見せつけた。
⑤和田 毅
MLBも経験し 今季43歳を迎える大ベテラン。
ベテランらしい投球術と勢いの衰えぬストレートを生かした技巧派の投球スタイルが持ち味。
43歳になる今季もストレートは健在でその真っ直ぐにスライダー・チェンジアップを上手く織り交ぜ、バッターに的を絞らせない。
スタミナの衰えも隠せないが、まだまだ投球には勢いがある。
今季初登板で球団最年長勝利を挙げ、チームの開幕5連勝に貢献。
自慢の投球術で 打者を幻惑し 常に自分のリズムで淡々と投げ続ける実績十分の絶対的 投手陣の精神的支柱。
⑥高橋 礼
今季6年目を迎える 2019年新人王。
今季はオープン戦から完全復調をアピール。開幕ローテーションを掴み取った。
アンダースローから浮き上がるような軌道の最速146km/hのストレートは脅威的。
威力のある独特の真っ直ぐに スライダー・カーブ・シンカーを織り交ぜる。
まだまだ制球に難があるが、ハマったときの威力は脅威的で、今季初登板では制球難から崩れたが、2019年新人王が今季再び輝きを取りもどす。
タイプの異なる投手陣が優勝への大きな原動力
左のパワーピッチャー 大関・ベテランの技巧派 和田
右のパワーピッチャー藤井・技巧派 東浜・本格派 石川・変則 髙橋礼
と タイプの異なる投手陣。
この先発陣が優勝への大きな原動力となる。
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