目次
CS(Caught Stealing) – 盗塁失敗数の指標)とは?
2.定義・概要
CS(Caught Stealing)とは、盗塁を試みてアウトになった回数を示す指標 です。盗塁を仕掛けたものの、捕手や内野手による送球プレーなどでアウトを取られた場合にカウントされます。
3.詳細説明
CSは、選手の盗塁能力や成功率を評価する上で重要な指標です。単に盗塁数(SB: Stolen Bases)が多いだけではなく、盗塁成功率(SB%) とのバランスを考えることで、選手の走塁力がより正確に分析できます。
例えば、以下のような状況でCSが記録されます。
- 捕手が素早く送球し、タッチアウトになった場合
- 投手のクイックモーションが速く、スタートが遅れてアウトになった場合
- 牽制球でベースを離れすぎており、アウトになった場合(ただし、ピックオフとは別に記録される場合もある)
CS自体は単純なカウントですが、一般的には盗塁成功率(SB%)と併せて評価されます。
盗塁成功率(SB%)の計算式
SB%= SB ÷ (SB + CS)
- SB(Stolen Bases):盗塁成功数
- CS(Caught Stealing):盗塁失敗数
この数値が高いほど、盗塁の成功率が高く、走塁能力が優れていると評価されます。
5.数値の目安
- 盗塁成功率 70%以上:平均的な成功率
- 盗塁成功率 80%以上:優秀な盗塁成功率
- 盗塁成功率 60%以下:盗塁のリスクが高く、チームにとってマイナスになる可能性がある
一般的に、盗塁成功率が75%を下回ると、チームの得点期待値が下がる とされています。つまり、無理な盗塁はリスクが大きく、成功率の高い選手が有利になります。
6.関連項目
- SB(Stolen Bases / 盗塁成功数)
- SB%(Stolen Base Percentage / 盗塁成功率)
- Pickoff(ピックオフ / 牽制アウト)
- Leadoff(リードオフ / 盗塁や走塁のスタート)
- Pop Time(ポップタイム / 捕手の送球スピード)
シーズン中の最新データを参照することで、NPBの盗塁を多く試みている選手やCSが多い選手が分かります。例えば、リーグの盗塁王争いをしている選手は、CSもある程度記録されることが一般的です。
MLBでも、積極的に盗塁を試みる選手はCSが多くなる傾向があります。特に、アクーニャJr.やトレイ・ターナーのようなスピードスターは、盗塁数とCS数のバランスが重要になります。
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