目次
CS%(Caught Stealing Percentage) – 盗塁阻止率の指標
2.定義・概要
CS%(Caught Stealing Percentage)とは、盗塁を試みた走者に対して、捕手や投手がどれだけの割合でアウトにしたかを示す指標 です。
主に捕手や投手の盗塁阻止能力を評価するために使われます。
3.詳細説明
CS%は、捕手の送球技術や投手のクイックモーション、牽制の精度 など、守備側の盗塁阻止能力を測るのに重要な指標です。
盗塁を狙った走者がいた場合、そのうち何%をアウトにできたかを示します。
例えば、捕手の肩が強く、送球が速ければ盗塁を防ぎやすくなり、CS%が高くなります。逆に、送球が遅かったり、投手のモーションが盗塁しやすい場合は、CS%が低くなる傾向があります。
CS%の計算式は以下の通りです。
CS% = CS ÷(SB + CS)× 100
- CS(Caught Stealing):盗塁失敗数(盗塁阻止数)
- SB(Stolen Bases):盗塁成功数
- SB + CS:走者が盗塁を試みた合計回数
この指標は捕手だけでなく、投手のクイックモーションの速さや、野手のタッチプレーの正確性 にも影響されるため、チーム全体の守備力を示すデータにもなります。
5.数値の目安
捕手の能力を評価する際、CS%は以下のような基準で見られます。
✅ 40%以上:リーグ屈指の強肩捕手(エリートレベル)
✅ 30%前後:平均的な盗塁阻止能力
✅ 20%以下:盗塁を許しやすい捕手(改善が必要)
MLBでは、30%前後が平均 とされ、40%以上の捕手はリーグトップクラスと評価されます。
6.関連項目
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- POP TIME(ポップタイム):捕手が投球を受けてから二塁に送球するまでの時間
- ARM STRENGTH(送球速度):捕手のスローイングスピード
- PICKOFF(ピックオフ):投手が牽制でランナーをアウトにするプレー
- SB%(Stolen Base Percentage):盗塁成功率
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NPBのシーズン中のデータを参照すると、盗塁阻止率の高い捕手 が分かります。
過去の例では、甲斐拓也(ソフトバンク)や梅野隆太郎(阪神)が高いCS%を記録してきました。
MLBでは、JT・リアルミュート(フィリーズ)やウィルソン・コントレラス(カージナルス)などが高いCS%を誇る捕手として知られています。
最新のデータを確認することで、リーグトップの盗塁阻止率を持つ選手を特定できます。
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