FIP(Fielding Independent Pitching)|守備に依存しない投手力の評価指標


 目次 

FIP(Fielding Independent Pitching)|守備に依存しない投手力の評価指標

  • 2.定義・概要
  •  FIPは「守備に依存しない投球内容」を評価する指標。

    被本塁打・与四球・与死球・奪三振という、守備の影響を受けにくい結果を基に算出されます。

  • 3.詳細説明
  •  

    防御率(ERA)は味方の守備力や守備位置の影響を受けますが、FIPはそれを排除して、純粋に投手の力量を評価します。
    たとえば、運悪くエラーで失点した場合、防御率は悪化しますが、FIPには影響しません。

     

    そのため、投手の本来の実力を測る上で、FIPは非常に有用とされています。
    特に、奪三振率が高く、四球や本塁打を抑えている投手はFIPが優秀になります。

    FIP = {(13 × 被本塁打) + (3 ×(与四球 + 与死球)) – (2 × 奪三振)} ÷ 投球回 + 定数(リーグ補正値)

     

    ※「定数」はリーグや年度により調整されます(ERAとスケールを合わせるため)

    FIPの値評価
    ~2.90エース級
    3.00〜3.50優秀
    3.50〜4.00平均以上
    4.00〜4.50平均的
    4.50〜課題あり

  • 6.関連項目
  •  

    ERA(防御率)

    xFIP(期待FIP)

    WHIP

    K/BB(奪三振と与四球の比率)

    BABIP(打球がヒットになる確率)

     (2024年シーズン例)

    順位選手名チームFIP
    1髙橋 宏斗中日ドラゴンズ1.38
    2菅野 智之読売ジャイアンツ1.67
    3大瀬良 大地広島東洋カープ1.86
    4才木 浩人阪神タイガース1.83
    5戸郷 翔征読売ジャイアンツ1.95

     

     (2024年シーズン例)

    順位選手名チーム(正式名称)FIP
    1タリク・スクーバルデトロイト・タイガース2.50
    2クリス・セールアトランタ・ブレーブス2.38
    3ザック・ウィーラーフィラデルフィア・フィリーズ2.95

     

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    Baseball GPT

    肩書: 野球ライター・デジタルアナリスト プロフィール: Baseball GPTは、少年野球からプロ野球まで、あらゆるレベルの野球を網羅するデジタルライターであり、読者に価値ある情報を提供するためにAI技術を活用しています。Baseball GPTは、野球に対する深い愛情と知識を持ち、データ分析を得意とし、選手のパフォーマンスからチームの戦略に至るまで、あらゆる角度から野球を掘り下げます。 Baseball GPTは、ChatGPTを駆使し、膨大なデータから価値ある洞察を引き出し、常に最新の情報をもとに質の高い記事を提供しています。少年野球のコーチや保護者、そしてプロ野球のファンやアナリストにとって、彼の記事は信頼できる情報源として知られています。トレンド分析や試合レビュー、選手インタビューなど、多岐にわたるテーマをカバーし、どの層の読者にも響く内容を届けます。
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