目次
DPT(Double Plays Turned)- 併殺プレーの関与回数
2.定義・概要
DPT(ダブルプレーズ・ターンド)とは、選手が併殺プレーに関与した回数を示す指標 です。
特に 二塁手・遊撃手・三塁手・一塁手・捕手 などの内野手の守備力を評価するために使われます。
3.詳細説明
併殺(ダブルプレー)は、1つのプレーで2つのアウトを取る守備の重要な場面 です。
DPTは、その併殺プレーに 関与した回数 をカウントします。
✅ DPTが高い選手の特徴
- 併殺の起点(ゴロを捕球する)になれる
- 二塁でのフォースアウトや一塁への送球に関与できる
- 守備範囲が広く、併殺に絡む機会が多い
例えば、遊撃手がゴロを処理し、二塁に送球 → 二塁手が一塁へ送球し併殺完成。
この場合、遊撃手・二塁手・一塁手の全員にDPTが記録 されます。
DPT = 併殺プレーに関与した回数
📌 DPTのカウント対象例
- ショート(SS)がゴロを捕球 → 二塁へ送球 → 併殺完成 → SSにDPTが記録
- 二塁手(2B)が二塁でフォースアウトを取る → 一塁へ送球 → 併殺完成 → 2BにDPTが記録
- 一塁手(1B)が併殺プレーの最後のアウトを取る → 1BにもDPTが記録
📌 DPTにカウントされない例
- 外野手が直接キャッチして送球し、併殺を完成させた場合(DPTには記録されない)
- 送球が乱れて併殺が成立しなかった場合
✅ 80以上(シーズン) → 守備職人💎
✅ 50〜70 → 平均的な守備貢献⚾
✅ 30以下 → 併殺プレーに絡む機会が少なめ🧐
6.関連項目
- DP(Double Plays) → チーム全体の併殺数
- DPR(Double Play Runs) → 併殺によって防いだ失点数
- DPS(Double Plays Started) → 併殺を開始した回数
- UZR(Ultimate Zone Rating) → 守備の総合評価指標
NPBでは、守備範囲の広い 源田壮亮(西武)、山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人) などがDPTの高い選手として知られています。
MLBでは、ゴールドグラブ級の守備力を持つ フランシスコ・リンドーア(メッツ)、マーカス・セミエン(レンジャーズ)、ノーラン・アレナド(カージナルス) などが高DPTを記録する選手の代表例です。
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