目次
Catcher（捕手の守備による貢献）
2.定義・概要
捕手の守備による貢献とは、野球において捕手（キャッチャー）が守備面でチームに与える影響を評価する指標のこと。単に捕球や送球だけでなく、リード、フレーミング、ブロッキング、盗塁阻止など多岐にわたる能力が含まれる。
3.詳細説明
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捕手の守備による貢献は、以下の要素によって決まる。
- リード（配球）：投手との連携をとり、効果的な球種・コースを選ぶ能力。
- キャッチング（フレーミング）：ボールをストライクに見せる技術。
- ブロッキング：ワイルドピッチやパスボールを防ぐ能力。
- スローイング（盗塁阻止）：盗塁を防ぐための送球技術と俊敏性。
- フィールディング：バント処理やボール処理の正確さ。
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捕手の守備貢献を数値化するために、以下の指標が用いられる。
- rCERA（捕手防御率）：捕手がマスクをかぶった際の防御率の違いを測定。
- CS%（盗塁阻止率）：盗塁阻止数 ÷ 盗塁企図数で計算。
- FRM（フレーミング指標）：ストライクに見せる技術の評価。
- PB/WP（パスボール・ワイルドピッチ防止率）：ブロッキング能力の指標。
- DRS（守備防御点）：全体的な守備貢献を評価。
5.数値の目安
各指標の目安は以下の通り。
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盗塁阻止率（CS%）
- 優秀：35%以上
- 平均：25～30%
- 低い：20%以下
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フレーミング指標（FRM）
- 優秀：+10以上
- 平均：0前後
- 低い：-10以下
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守備防御点（DRS）
- 優秀：+10以上
- 平均：0前後
- 低い：-10以下
6.関連項目
・中村 悠平（東京ヤクルトスワローズ）：2024年の守備評価で、アナリスト6人中3人から1位票を獲得し、総合得点でトップとなりました。特にフレーミング能力が高く評価されています。
・若月 健矢（オリックス・バファローズ）：同年の評価で2位にランクイン。フレーミング、ブロッキング、盗塁阻止といった項目で高い評価を受けています。
・パトリック・ベイリー（サンフランシスコ・ジャイアンツ）：2024年にゴールドグラブ賞を受賞し、特にピッチフレーミングで16点のプラス評価を得ています。
・カル・ローリー（シアトル・マリナーズ）：2024年シーズンにキャッチャーフレーミングランで13点を記録し、シャドウゾーンでのストライク率は49.1%と高い数値を示しています。
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