最初で最後のトライアウト参加
12球団合同トライアウトが 8日、楽天生命パークで実施された。
神奈川・東海大相模高のエースとして2010年夏の甲子園で準優勝。
その後 ドラフト2位で阪神に入団した一二三慎太投手(30)が 今回のトライアウト 初参加。
一二三本人が「現役復帰とかは全く考えていない。そんな甘い世界じゃないし、肩もボロボロ。」と言うように、満身創痍の状態での参加だった。
現在はパーソナルトレーナーとして野球選手を影から支えているが、このトライアウトに参加したきっかけは
「30歳になって、これまで僕を周りで支えてくれた方々に何らかの形で恩返しをしたいと思って、今回出させていただきました」
と話している。
激動の野球人生と野球人生最後の全力勝負
高校時代は、1年夏から登板を果たし、2年時まではオーバースローの本格派としてその名を轟かせていた。
その後 サイドスローに転向し、柔と剛 兼ね備えた投手に変貌を遂げ、最後の大会 夏の甲子園では準優勝まで上り詰めた。
活躍が評価され、同年秋のドラフトでは、阪神から2位指名。野手の評価が高かった中での投手指名。期待値の高さがうかがえた。
しかし、1年目 故障にも悩まされ、登板なく そのまま2年目に野手転向。その後も故障が続き、1軍戦出場がないまま戦力外となった。
そして 独立リーグへ入団 その後は トレーナーとして活躍している。
その中で今回のトライアウトに投手として参加。
フォームは、アンダースローにかわっていた。
フォームだけ見ても オーバー→サイド→アンダーと やはり もがき苦しんだことが伺える‥
トライアウトの結果としては打者3人に対して2奪三振…
Instagramでも「この日のためにだけ全力を出し切ります」と投稿しており、結果として全力を出し切った。
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【合同トライアウト】2022 プロ野球12球団合同トライアウト詳細